大分県立芸術短期大学
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「ideal Fit」・・・

2012年11月17日

 「芸短フェスタ2012」のトップを切ってはじまった本学美術科学生によるイベント「ideal Fit」。
 趣あふれる近代和風建築『聴潮閣』を利用した平面およびインスタレーション作品の展示をはじめ、茶会や演奏会などさまざまなコラボイベントを開催し、連日多くの方々にお越し頂きました。

 あれから一カ月以上の時が経ちましたが、学生たちが力を合わせて作り上げたあのイベントは、まだまだ鮮明に心に留まっています。

 10月6日~14日までの間、『聴潮閣』は本学美術科の学生4人の手によって、いつもとは違う空気に包まれました。
【美術科 美術専攻2年:田中愛理】
風船を使ったPOPでありながら、一種のメカニカルな機能を持った体感型インスタレーション作品と関連ドローイングを展示。
【専攻科 造形専攻1年:高本佳奈】
身体の中でも“目”における光と翳を取り入れ意識した表現方法で、“見ること”“見られること”をテーマに、小さな穴から覗く世界、かげりあるガラス窓から見える風景を展開。
【専攻科 造形専攻1年:東郷美佳】
独特のキャラクター設定をもったイメージ空間を、“蔵”という一つの閉鎖された空間に自身の体内的な分身を作り上げた。
【専攻科 造形専攻1年:大畑大貴】
制度としての記録と筆跡に着目をし、絵画技法と印刷技法をあわせたコンセプチャルな作品を展示。
【Tea&Co.~茶道部と美術陶芸専攻によるコラボレーション】風情ある空間の中でお茶会を開きました。茶道部の学生が古式にのっとった裏千家流の手前を披露、美術科の学生が造り上げた斬新な茶器の見立て(鑑賞)とお茶を楽しみました。
【芸短 弦楽アンサンブル演奏会】
音楽科の学生6人による弦楽アンサンブル演奏会を行いました。
<曲目>ブラームス作曲「弦楽六重奏曲 第1番 作品18より」
<出演者>ヴァイオリン:坂本黎子(専攻科2年)、甲斐田柳子(専攻科2年)
       ヴィオラ:池田香(専攻科1年)、坂本菫(専攻科2年)
       チェロ:佐藤蘭一(短大2年)
       コントラバス:井上貴裕(専攻科1年)
【藤田洋三写真展~失われし家並みを求めて~】
写真家・藤田洋三が撮りためてきた古き時代の“浜脇界隈”を集めた写真展を開催。浜脇モール一帯ほか、『聴潮閣』での展示も行いました。
【トーク&交流会】
“ideal Fit”出展者4人と、荻野哉准教授による公開討論会を開催。今回『聴潮閣』で行った作品展示に関する事や、現在の“美術”について熱く語りました。
 今回開催した“ideal Fit”へは、多くの方々にお越し頂きました。本当にありがとうございます。構想から準備段階、開催期間中と学生たちも全力でこのイベントに力を注いでいました。今後もこの体験を活かし、様々な事にチャレンジしていきたいと思います。

“ideal Fit”情報はこちらをチェック!

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